「初心者でも簡単!犬の絵のかわいい書き方」

こんにちは。

犬や猫を中心にペットの肖像画や動物の絵を描いている、アデマリです。

ペットを飼っていると一度は書いてみたいと思った事はありませんか?

「今まで一度も絵を書いた事がない。」

「絵ごころも無いし」「書いたら家族に思い切り笑われた」

等、描きたい気持ちはあるのに、諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか?

私も、初めて自分の愛犬を描いた時、とても可愛いと呼べるものでは無かったです。どうしても上手くなりたい!大好きなうちの子を自分で描けるようになりたい!その想いが強すぎて、今ではうちの子だけでなく、色んな方のペットの絵を描いて笑顔をいただけることに喜びを感じています

今回は、お絵描き初心者さんに向けた、かわいい犬の絵の描き方や考え方、独学から実践してきたコツなどをお伝えしていこうと思います。

それでは、行って見ましょう〜

1.犬の絵のかわいい書き方の基本ポイント

犬をかわいく描くためのポイントはいくつかありますが、その中でも知っておくと上達スピードが全然違う事があります。

1)犬のフォルムを理解して骨格から体の構造を意識して描く

2)かわいさを引き立てる目や口などの特徴を上手く表現する

3)シンプルな線画から輪郭やラフなスケッチをする

4)毛並みの描き方を工夫して、質感を表現する

この4つのポイントについて1つずつ解説していきます。

1-1・基本的な犬のフォルムの描き方

犬の骨格

犬の絵を描くには、フォルムを正確に捉えることが大切です。初心者の方でもコツさえ覚えれば簡単なポーズの絵がかわいく描けるようになります。犬の骨格を知る事で脚の位置や頭の位置などもスムーズに描けるようになります。

骨格のイラストを参考に皆さんのお家のワンちゃんの体を一度、触ってみてくださいね。犬種によって多少の大きさの違いはありますが、それぞれのパーツの位置はほぼ一緒だと思います。

犬の頭の大きさに対して首は意外にも太いです。そして特徴的なのは、前脚は上腕骨という骨が胴体に沿って作られているんですね。

※余談ですが、だからワンちゃんは脚を横に開けないんです。前にぐ〜っと!伸ばすのは得意ですよね

✏️犬のフォルムを描くときは大きく分けると頭、胴体、腰、前脚、後脚の5つのパーツに分ける

✏️頭の大きさに対して胴体は少し長めに

✏️前脚の位置は胴体を意識して描く

✏️後脚は腰骨あたりの位置

等々、基本的な特徴を頭に入れて、お家のワンちゃんの絵を描いてみてくださいね

1-2・可愛らしい犬の表情を描くためには?

犬の可愛らしい表情は丸くて大きい目、眉毛や目の際にまつ毛を加えることで表情豊かな目を描くことができます。瞳の位置や大きさを、よく観察して描いてみてくださいね

目と共に、口元も表情が出る部分です。 舌や歯を描くことでリアルさを表現する事ができます

飼い主さんにしか見せないワンちゃんの表情と個性を飼い主さんだからこそ描ける1枚を目指しましょう

1-3・シンプルな線画から始める初心者さん向けのテクニック

皆さんのご自宅あるいは、お友達のワンちゃんのお写真をよく観察してみてくださいね。頭部を見ると、四角い箱みたいに見えませんか?

いろんな書き方の本を読んだり、検索すると「犬の頭部は円や楕円を描いて形を作りましょう」と書かれていることが多いですよね。

もちろん、それでも書けます。  私も初めてうちの犬を描いてみたときは、お絵描きの本を見て円を描いていました。ただ、それだと耳の位置や頭や目のバランスが上手く書けず、微妙な感じになってしまったのです。

「絵を描く時間より観る時間を長く」

絵画教室でデッサンの練習をしていたときの先生に言われた言葉です。 よく観察していると今まで気づかなかった影や形など全体がみえてきます。

[用意するもの] 鉛筆B~2B  紙(何でもいいです)消しゴム・下のイラストのように写真をよく見て頭の向きに合わせて四角い箱を描きます。(あたり)

・箱の上から下に線を引く→ 真ん中より下にトンネルを書く→箱の角をカットしてフォルムを整える

・目と鼻の位置を確認して書く→耳を書き加える

・体の部分も箱をイメージして書く→脚は脚の付け根から足首までと足先を分けて円柱形で書きます

・あたりをを目安に下書きを描いていく。

最後に余分な線を消して下書きの完成です

1-4・基本的な毛並みの表現

犬の体毛は大きく分けて、・短毛・長毛となりますが、例えば同じトイ・プードルさんでも

クルクル巻きの強い子だったり、サラサラした毛質の子もいますよね。

あなたのワンちゃんがどんな毛並みなのかで書き方も変わってきます

共通する体毛の流れとして、口の周り(マズル)は中心から外に向けて毛並みを意識して描きます

長毛種の場合、首の下の体毛は、下へ流れるように大きく毛束を描いていくとボリュームのある体毛が表現出来ます。

短毛種の場合、全身を描きたい場合は、関節などの部分に短い体毛を書き足す事で、目立たせる事ができます。

毛の流れ

2.初心者でも簡単にできるかわいい犬の絵の描き方

1章で解説してきた犬の絵の書き方の基本ポイントについて何となく理解できましたか?

自分の愛犬を描けるようになると、気持ちもワクワクしてくるし、よく観察する事で発見もきっとあると思います。

基本のポイントを押さえながら、簡単だけど、しっかり愛犬の個性が出でいる、あなたらしい犬の絵にチャレンジしてみてくださいね

2-1・シンプルな形でかわいい犬を描く方法

初めて犬の絵を描くとき、本格的なデッサンからスタートすることも大事ですが、まずは、楽しく描くことを体験してほしいので、シンプルな線を使って描くことをすすします

1章の1−3で紹介した描き方をスクロールして見てくださいね。

イメージに近づけたいので、モチーフの形を整えていきます

2-2・下書きにペンを入れる

 [使用した画材]   B3ケント紙・呉竹水彩ペン

下書きして輪郭を整えた鉛筆の線をペンで書いていきます。 線の幅も一定の太さにしないで、強弱をつけることで、よりハッキリした絵になります。写実的な絵ではなく今回は、かわいいイラストに出てくるようなタッチにしたいので、ペン入れをします。

色を乗せた時に線が邪魔にならなように、時々確認しながらペンを入れていきます

影になる部分には、細いサイズ(0.05)のペンで斜めに線を入れておくと、塗る時のガイドになるので色が入れやすいと思います

2-3・色鉛筆で犬の絵に色をつけよう

色をつけるものには、油彩、水彩、アクリル絵の具、パステル、色鉛筆と沢山画材がありますが、簡単で、初心者でも扱いやすく手軽に手に入りやすい色鉛筆が、オススメです。

私がいつも使っているのは油性色鉛筆になります。「サンフォード社のKARISMACOLOR油性色鉛筆」は水性色鉛筆に比べると「コックリした」質感で筆圧の弱い方でも塗りやすいと思います

・全体にベースとなる犬の毛の色を優しく塗っていきます。

・写真を見て毛の濃い所や影の部分に暗い色を置いていきます。

・塗るときは毛の流れている方向をよく見て、一定の向きで書いて行くのがポイントです

どの書き方をしても、1番大切なのは、よく見ることです

・色と色の境目が分かれてしまわないように重ねて塗るようにすると仕上がりが綺麗です

色鉛筆は最初から強い筆圧で塗ってしまうと紙の目がつぶれてしまい、柔らかい表現や重ね塗りが難しくなってしまうので、優しいタッチで進めていくようにしてくださいね

まとめ

今回は、お絵描き初心者の、犬の飼い主様に向けた内容で絵を描く方法や考え方についてご紹介しました。

犬の種類は多種多様で、それぞれが独自の外見や特徴を持っています。同じ犬種でも、自分のお家のワンちゃんと他のお宅のワンちゃんとでは、毛並みやポイントのカラー、目の大きさマズルの大きさなど微妙に違いますよね?

犬の絵を描く際には、その個性を的確に表現することが大事になってきます。的確と言っても初めから上手く書こうとしなくて良いと私は思います。

飼い主様がその子のチャームポイントをよりかわいく、個性溢れる絵にする事が大切だと思っています。

飼い主様の描いたものほど最強のものは無いと思います!

次回は、犬種別でもう少し詳しい書きかたをお伝えしていく予定です。

それではまた〜♪

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